歌会の記録:2020年6月6日(土)

歌会コメント

陽に透けるような5月の明るい緑から、生い繁る葉の下の緑の影が濃くなってきました。本日の歌会には、初参加の方を含めた8名が参加しました。

詠草

飲むときは近場がいいという君はあの子に会いに鎌倉へ行く/こじか

今日君は来るのだろうか玄関の扉に光る宵の明星/月隠いち

眠りとは命の発明いまからの唯一許されうる逃避行/小野りた

東洋史講義音入れする部屋の緑の風にひらかれた窓/渡辺理香
会員限定詠草があります)
  • このページに掲載の歌稿は、作者の許可のもとで掲載しています。
  • 転載などを希望される場合には、京大短歌会のメールアドレスあるいは「お問い合わせ」より連絡ください。作者の意向を確認し、その都度対応を決定してご返信いたします。