歌会の記録:2022年7月13日(水)

歌会コメント

対面とZoomを組み合わせたハイブリッド歌会を行いました。京大短歌としては初の試みです。対面で6名、Zoomで5名の方が参加し、テンポの良い歌会となりました。

詠草

西洋の文章はひび割れているその石壁のひんやりとして/坂梨誠治

蜘蛛の巣にかかりし羽虫一度だけ強く羽ばたき夏を光れり/三上麦

熱っぽい湿度が絡み暮れなずむしどけない髪を梳いて見つめた/見形こと

強風に振れつつわれが歩みくる丘からつづく一本道を/渡辺理香

広告が消えるまで待つ ぽたぽたと雨垂れのある日々の隙間で/金山仁美
会員限定詠草があります)
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