歌会の記録:2022年8月11日(木)

歌会コメント

お盆前の夜に歌会を行いました。「感覚」を大切にした歌が多く提出され、1回生の評が光った回になりました。

詠草

エアコンの吐く息を吸い眠る朝きらきらと窓硝子ごしの蝉/小谷みのり

野菜ジュースは野菜の代わりであることをやめて野菜ジュースとして在る/長野響哉

虫刺され掻く左手に虫刺され、それを掻く右手に虫刺され/武田歩

サメの肌撫でる熱帯夜すぐそこで水上バス動く 刮目せよ/三上麦

午前中はミラノにいましたここはどこ水中の耳にみーんみんみん/津島ひたち
会員限定詠草があります)
  • このページに掲載の歌稿は、作者の許可のもとで掲載しています。
  • 転載などを希望される場合には、京大短歌会のメールアドレスあるいは「お問い合わせ」より連絡ください。作者の意向を確認し、その都度対応を決定してご返信いたします。