歌会の記録：2023年12月18日(月)

歌会コメント

会員９名でオンライン歌会を行いました。歌数が多い割に一首ずつ時間をかけて見ることができ、和やかな会となりました。

詠草

木枯らしにあらわれていく胸骨が軋み膨らみ、鐘の遠響／福田紗菜

ノウサギの体温ほどの息を吐くさっきノウサギ喰った狼／武田歩

張り詰めた面接室で御社待つ我らは受験戦争の孤児／雪野菜帆

思い出の絵本開けば見たことないクマが出てきてケーキを作る／三上麦

（会員限定詠草があります）

このページに掲載の歌稿は、作者の許可のもとで掲載しています。
転載などを希望される場合には、京大短歌会のメールアドレスあるいは「お問い合わせ」より連絡ください。作者の意向を確認し、その都度対応を決定してご返信いたします。