歌会の記録:2023年11月18日(土)

歌会コメント

会員7名に外部から参加された方1名を加えた計8名で対面歌会を行いました。様々な解釈が見られ、じっくりと議論できました。

詠草

それぞれに樹は生きていて雲は過ぎ順番に陽が当たりはじめる/武田歩

革命にひとつ足したら雨の夜 泣き出したわたしを抱きしめて/砂蘭

いきている いきているのとさけぶのに ただ宙をかすめるだけの 喉/古鞘

腹痛にしずかに耐えて 水面に蜻蛉が産卵していくプール/船田愛子

(0,1)の開区間へと迷いこみのばしてものばしても届きはしない/森井翔太

取り消しを取り消ししたいこともある/このドアを出たら戻れなくなる/ナカジマシン
会員限定詠草があります)
  • このページに掲載の歌稿は、作者の許可のもとで掲載しています。
  • 転載などを希望される場合には、京大短歌会のメールアドレスあるいは「お問い合わせ」より連絡ください。作者の意向を確認し、その都度対応を決定してご返信いたします。